Monthly Archives: 12月 2011

おもてなしの心を養う

30 12月 2011
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年の瀬が迫り 夜毎のようにクリスマスパーティだとか忘年会だと称して友人たちと食事に出かけたり あるいは家で簡単な食事を作って友人を招待したり
また友人の家に呼ばれたりもしていました12月でした。
出歩いているその分 時間だけが慌ただしく過ぎていく中で、一昨日に大掃除をしましたと言っても壁を拭いたのと
レンジフードの掃除をしただけですが、それがとても時間がかかってしまいました。
そして先日友人達をお呼びした時に、そこまで掃除に気が回らなかった事を反省しました。

お茶の世界の茶事とは一期一会の精神で お客様に一碗のお抹茶を差し上げる為に究極のおもてなしを行うもので、心を尽くし あらゆる準備や心配り
演出などの総合的な芸術文化なのです。
でもそんな茶事をするのは 普段の生活をしている空間ではとても無理があると思います。
茶室や路地といった細やかな演出があってこそ出来るものだと思っています。

私のおもてなしはその日の朝に思いつき 夫に呆れられながらも連絡をしました、幸い友人二人は都合が良くて快諾を得られました。
それから掃除をしながら 献立を考え買物に行き 料理作りと…それはそれで良かったのですが、お花を買うのを忘れてしまったり
見えるレンジフードの埃に気が行き届かなかったりとの失敗はありましたが、友人たちをご招待することに意義がありましたので
目をつぶることにしました。

前もって完璧に準備してからとなると、仕事をしている私には億劫になります。
それより楽しくお喋りが出来、美味しい料理にワインがあれば 何とかなるのではないでしょうか?
私の友人におもてなしが上手な人がいますが、彼女達もまた
肩肘張らずに気楽に招待してくれています。美味しいお肉が手に入ったから…とかナパのワインを試飲してみましょう
とか理由はどのようなものでも構わないので気軽に招待したりされたり そんな友人達との係わり合い方が最近は楽しくて仕方ないのです。

お茶事のようにフルコースのおもてなしも良いけれど、私は気楽なお家ごはんが好きです。
時々友人のキッチンでもマイエプロン姿で料理をしている私を見かける事があるでしょう。
それは料理を通して人が笑顔になってくれるのが大好きなのだと思います。

美しい女性への誘い

18 12月 2011
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金髪がトレードマークの華道家 假屋崎邸でのパーティに行って参りました。
日仏芸術文化教会のメンバー数人での出席となり、表参道の假屋崎邸はテレビなどで放映された事もあり超ゴージャスでした。
玄関から続く階下のホールには素晴らしいシャンデリアが4つも設えてあり、オペラ座?とツッコミをいれたくなるような夢のような空間でした。

そんな中で70歳を超えているとてもお洒落な女性がいらっしゃいました。
バレンチノのフリルのワンショルダーの黒の身体にぴったりとするデザインのワンピースをお召になっていて、それが良くお似合いでもありますし大変美しい年の重ね方をしている女性には違いありません。

だけど ん… 何と表現したら良いでしょうか?
この女性はご自分が必ず若いと言われることを意識していらして、必ず「そのお年には見えませんねぇ〜」と強要しているような ちょっとあざとい感じがしました。

私は ああこのように他の人たちに対して もしかしたら自分が若いということを示唆するような事を言ったりしているかもしれない!と思わず己を省みた瞬間でした。

誰でもお若いですね!!!と言われれば嬉しいに違い有りませんが、それを売りにするのは嫌だなーと(過ぎたるは及ばざるが如しと申しますから)

なんでもバランスが大切なのですね。

自分は若い人と一緒に盛り上がるのではなく 若い人達にとっての指針になれるように少し離れた所から優しく見守ってあげられるそんな存在になりたいと 思います。

洞爺湖物語

2 12月 2011

今週の月曜日に知人の写真家が写真集(洞爺湖物語)を出版した記念に出版記念祝賀会が開催され出席するために洞爺湖に行ってきました。
その写真家の名前は 田中正文さんで弟の友人です。
彼の写真を一目見た瞬間からその人となりとその類まれな写真の才能と静謐な文章に感嘆し共感して、何も言葉をかわさずとも彼とはソウルメイトになりました。

今回の洞爺湖物語は北海道新聞社から発売されましたが、とても美しい洞爺湖の自然といきいきとした動物の写真が研ぎ澄まされた文章と一緒に掲載されています。

私は東京から帰ってきた時に北海道にはこんなにも美しい自然がすぐ手の届く範囲にあるのかと、ほんとうに感激をしました。
今でも毎週通う高速道路から眺める田畑や木々そして刻々と色を変えていく空が大好きで、毎回飽くことなく一人で感動しています。

そんな私が美しい自然や大好きな建物に遭遇した時に、この一瞬を切り取り写真に残したいと思い撮影しますがいつも残念なものばかりです。
私の頭に残っている美しい景色も建物も光と影をうまくつかむ事が出来ないばかりか、構図もイマイチで自分の才能の無さにいつも悲しくなります。

しかし彼の写真は現実を遥かに超えて実物より美しく気高く、動植物の命の息吹さえ感じられる写真になるのです。
そこが凡人と才能のある人との歴然とした差なのでしょうが、カメラの性能やメカニック技術 光の計算などスキルを磨く事も必要なのでしょう。
それにまた彼の文章能力も高くその美しい言葉を紡ぐ彼独特の表現が読むものを惹きつけるのです。

彼の写真集を見ながら自分の拙いブログを読んでくださっている方に申し訳なさでいっぱいになると同時にもっと感性を磨かなければと自分に言い聞かせています。