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Parisから戻ってきて感じた事

23 8月 2012
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一ヶ月以上フランスに滞在して 自分が本当に色々な人達に支えられていることを今更ながらも感じて帰ってきました。
まずフランスでは空気がとても乾燥している事と 水が硬水の為に髪の毛がバサバサになりました。(その代わりパンは美味しく焼けるのだとか?)
帰ってきてから行きつけの美容室でカラーリングとヘッドスパをしてもらってやっと元に戻りました。髪の毛が傷んでいるとやはり疲れているようにみえますからね。髪の毛は女の命とは良く言われますがほんとうにその通りです。
東洋人の美しい黒髪はフランス人の目には ひじょうに魅力的に映るようです。

そして街の中を歩き回ったり プールサイドで本を読んでいたせいか
かなり日焼けをしてしまいましたのでそのお手入れと長時間のフライトでの疲れで凝り固まった身体のマッサージにも行ってきました。
そのように日頃から私は様々な人達に助けられております。この歳になりますと自分の身体を健康で美しく維持する為にはそれなりの努力と他の人の手を借りなければならないのです
これからもよろしくお願いいたします。

今回とくに私が感じた事は いくら街並みが美しくても街なかにアートが溢れていようとも
私の愛する家族や大切な友人達はこの日本にいるのです。私がフランスに滞在中に開催されていたロンドンオリンピックの時には日本の国歌が聞こえると涙が出るくらい嬉しく思いました。(私は国粋主義者ではないのですが)

そんな私が今回友人とパートナーの関係をつぶさに見て感じたことは
本当に友人が心から信頼出来る素敵な人が見つかって良かった!って思いました。彼女は素晴らしい3人の子供を育てながらキャリアウーマンとしてバリバリ働いていましたが、
いつも心の中では寂しく思っていたことを 私は長いこと見てきました。それゆえ今回ほど彼女が 表情も可愛らしくそして甲斐甲斐しくしている姿を見て
私は本当に安心しました。外国で誰にも頼る事の出来ない寂しさって
きっと口では言い表わせないほどの事だと思います。それをみていて自分は生まれ故郷で家族や友人達に囲まれている
恵まれた環境にいるのだと改めて感じました。

彼女も最初は日本で職場が一緒だったフランス人と結婚して
その彼を信じて住んだ事のないNYやParisについて行ったのです。だから離婚してから何回も悩んだはずです。日本に帰りたくても上の子供2人は日本語を話せませんし、それに日本を離れて20数年になり
彼女はもうフランス的な感覚を持ってしまっていましたから。そうして心が寂しい7年間を過ごして
去年やっと将来も一緒に過ごせるパートナーに巡り会えたのです。

パートナーの彼もとてもインテリジェントでアートをこよなく愛する素敵な大人の人でした。お互いに子供が3人づつ居て
まだその責任が有るために直ぐには結婚や一緒に住む事は出来ませんが 友人は
子供達が育った後に海外で独りで寂しい老後を過ごす心配がなくなった事が本当に良かった。と言っていました。私にはその思いは痛いほどよく分かっていましたので
本当に友人の横顔を見て心から安堵し、また友人のパートナーに感謝しました。

そして私がパリから帰って来る前日に友人はパートナーとその彼の下の子供達(16歳の男の子と女の子の双子)と4人でバルセロナにバカンスに行きました。その報告は双子との関係もとても良好でよく懐いているし
父親である彼もそのことを非常に喜んでいる… こういうシチュエーションは日本ではあまり考えられないと思います。
友人の方の上の子供達は父方の祖父母のブルターニュの家に
下の9歳のセリーヌは日本の友人(同い年の男の子のたける君)のお家(横浜)に来ているのです。勿論一人で飛行機に乗って来ているのです。これにも本当に驚きますがもう3回目なのです。去年は北海道の私の所にも寄るはずでしたが、震災が有り取りやめになりました。

本当に欧米的な感覚です。 自分の子供しか見えないようなモンスターペアレントが多い日本では考えられないような感覚なのです。私も一緒に双子の子供達とサン・トロペで過ごしましたが
とても良い子達で楽しい時間を一緒に過ごすことができました。
それに子供達は親にベッタリとはしないのです。割りと子供達も自立しているというか
子供同士のなかで自然と大きい子供が小さな子どもの面倒を見るのです。だから子供同士の喧嘩もあまりなく親のほうも子供に掛り切りにならずに
大人同士で楽しめるのだと思います。日本人とは異なる大人の文化をを垣間見る事ができました。

だからという訳ではないのでしょうが
フランスではちゃんと自立した大人の女性が尊重されるのですね。日本のように女性は若ければ若いほど良いというような事は少ないように感じました。(あまり良くは分かりませんが…)
勿論、日本には日本の良さもいっぱいありますが それはまたの機会にお話したいと思います。

アートと音楽に みちあふれている 美しいパリの中で

8 8月 2012

パリでの生活も あと一週間となりました。毎日美術館や教会やお城にと 殆んど外に出っぱなしでいます。こんなにも面白く心が踊る経験はないくらいです。
サン・トロペの別荘では何もしないフランス流のヴァカンスを経験してきましたが、パリに戻ったらやっぱりまた毎日歩きまわる事になってしまいました。

これまでにも行った事のある美術館などで 期間限定での特別な企画展を開催しているのです。まず装飾芸術博物館と隣接している
モード&テキスタイル博物館では ルイ.ヴィトンがマーク・ジェイコブスや村上隆とコラボレーションした特別展が開催されているのですが
これは本当に興味深く また美しい展示スタイルに驚きでした。初期のトランクを作っていた時代から
今の時代のコレクションの洋服やジュエリーまでの作品が より美しくそして時代をちょう越した 実にユニークな展示スタイルでした。
もう展示そのものがすでに芸術作品と見られてもおかしくはないほどでした。
さすが ルイ.ヴィトン 個々の商品のデザインも素晴らしいけれども、もう全てが丸ごとアートなのですね。(ため息をつきながら見ていました)

去年の3月にオープンしたばかりの総合アート・センターのゲテ.リリックでは モディリアーニやユトリロの特別展が
こんなに近くで一度にたくさんの作品を見られるなんて… もう嬉しくてたまりませんでした。日本の様に一方通行でなくても
誰にも咎められませんから何回でも好きな場所に行って見られます。モディリアーニ(大好きな画家の一人なので顔の筋肉がつい緩んでしまいます)の所には5回も見に行きました。

そして オルセー美術館です つい最近リニューアルされた5階部分の壁の色が濃い青になり吹き抜けの天井からはやわらかな自然光が入り
朝と夕方では絵の印象も違うようです。ここには印象派のマネ、ドガ、モネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ルノワールが掛かっていますから
やはりひとりでに笑顔になっているのでしょうね!
今回気がついた事は(多分絵に詳しい人は知っているのでしょうが) モネの日傘をさす人が前から陽ざしをあびているのと後ろからあびているのが有って
入り口の右と左に掛かっていました。それは本当に美しい陽の光りがさしているようでした。時間はたっぷりあるのですから私は長い時間ただじっと眺めていました。またモネのルーアンの教会の絵が5枚が
それぞれの時間を変えて描いているのですが朝日が2枚と昼間の光そしてグレーの時間 正面から見る 5枚が一面の壁に掛かっていました。

絵を鑑賞する為の椅子が日本人のYOSHIOKA TOKUJINというアーティスト がガラスで作ったモダンな椅子が置いてありました。
それに座ってじっくりと鑑賞出来るのも良かったです。しつこいようですがそこに何時間いても良いのです。
疲れたらカフェ.カパンナでお茶をします。大きな美術館にはカフェが併設してありますから 長い時間美術館で過ごせます。

パリでは 第一日曜日は殆どの国立美術館は無料になりますので、ポンピドーセンターの近代美術館に行きましたら なんと凄い長蛇の列で諦めました。
それで近くにあるサントゥスタッシュ教会で毎週日曜日には 無料のパイプオルガンのコンサートがあるのを思い出しましたのでそちらに行きました。
美しい教会の中で 重々しいパイプオルガンが モーツァルトのアダージョを演奏した途端
全身に鳥肌が立ちました。そしてそこに集まった人達もし〜んと微動だにせず音楽と共に祈りを捧げていたのでしょうか?
そのうち曲がリストの3重奏になった時には 神様が怒っているのかと思うくらい激しく強く響く音でした。

私も長崎と広島の原爆投下の日を意識し、東日本の地震と津波で亡くなった人達の為に思わず手を合わせていました。
日曜日はいつもこの素晴らしい教会で 誰でもパイプオルガンの荘厳な音楽を聴くことが出来るのです。(パリに住んでいる人は幸せですね)

今回はサントゥスタシュ教会での祈りと
それからビルの合間に立っていてつい見逃してしまうようなとても小さな教会にも行って来ました。そこは奇跡のメダル聖堂と呼ばれているのです
本当に(シャペル ノートルダム ド ラ メダイユ ミラクル) となってるのです。
教会は開いていたのでお祈りは出来ましたが そこのマリア様が刻印してあるメダルは幸運を呼ぶお守りといわれているのですが メダルは買えませんでした。
でも大切な人達の為に祈りを捧げることが出来ました。

métroでの出来事

5 8月 2012

今日 午後から美術館に行くメトロの中で
目が離せなくなった事がありました。これで2回目です。30回以上も地下鉄に乗っていますから沢山の人々を毎日目にしているのですが、とにかくその人が現れた途端
私の目が釘付けになってしまいました。20代くらいの若物でイヤーホンを耳に当てて歩いてきたのです。顔が小さくて手足が細長く
とても美しいバランスをしていました。それだけでも目立っているのに履いている細みのパンツはオレンジ色のくるぶし丈くらいのもので、上に着ていたのは黒と白にそのオレンジ色と黄緑のボーダーの夏物のセーターでした。そして黒縁のメガネのツルの所にオレンジの線が入っているのです。
私はボーダーはあまり好きではありませんが、そのボーダーのバランスは絶妙で
しかもうるさくないのです。靴はピカピカの皮靴なのですが、踵の所が金色になっていて(男性用の靴にですよ)信じられないぐらいにオシャレでした。彼はしかもその黒い肌(日焼けではなくて天然です)と短い髪(もちろん天然です)にそのオレンジ色の細身のパンツが
絶対的に似合うと確信しているかのように
周りの目を意識せずに長い脚で自然に歩いているのです。しかも顔はメガネのせいかどうか分かりませんが知的で
NYなどでラップを歌っている人達とは全くちがいました。
私は ほぉ〜と溜息をついたくらいです。

2週間くらい前にもやはり 地下鉄の中で見かけた20代の女の子でしたが、やはり目が離せなくて
じっと見ていてその時は彼女の方も私があまり見ているので目が合ってしまいました。
その子はちょっと日焼けしたきれいな肌をしていて化粧もあまりしていないようでしたが、目の色が深いグリーンでまつ毛が目の周りを縁取っているのが
なんとも愛らしいのです。
やはり手足が細く長くて 髪の毛は柔らかい緑がかった栗色で肩くらいの長さを無造作に顔の回りに垂らしていました。何でもないモーブ色のTシャツにジーンズと皮のトング(ビーチサンダルのような物)を履いていただけでしたが、やはり完璧なまでにバランスが良いのです。あんな女の子が
イザベル マランなんかの洋服を着たら似合うのだろうな?と思いを巡らせていました。

イザベル マランの洋服は本当にパリの空気の中にすっぽりと収まる感じです。ちょっとグレーがかかったような色合いで何とも言えないニュアンスがあるのです。

こちらではそれぞれが個性的で自由です。きっと顔かたちも肌の色も髪の毛の色も違うのですから、同じ様な格好をする必要がないのでしょうね。本当に色々な人種が沢山います。ベトナム系の女性の長い真っ直ぐな黒髪を美しいと思ったり
インド系の女性の濃く長いまつ毛に見とれたり サファイアのように青く透き通った目の子供を見たりで退屈をすると言う事がないのです。

フランス人的ヴァカンスの過ごし方

2 8月 2012

フランスでは1ヶ月以上ある夏休みには
Parisの街の中で見かける人々はほとんど観光客ではないかしら…と思うくらいにParisに住んでいる人達はヴァカンスに行ってしまいます。それもとても長い休暇なのです。日本人の様に2泊3日でとかなんて言うものではなくて
超お金持ちの人達はクルーザーかヨットか私には分かりませんが(でもその船で働いている人達は10人以上いやもっと居るかもしれません)そしてその想像を超えた船で地中海クルーズをします。ギリシャからイタリア
そしてフランス スペインと マリーナのある所に停泊しては地上に居る人々にため息をつかせます。マリーナのある特別な所には必ずエルメスやヴィトンといったブランドショップがあるのです。
別荘のある人達は別荘へ ない人達はホテルとか貸し別荘とか それも叶わないような人達はキャンピングカーでというように
とにかくParis市内に残っているような事はないみたいです。

それもこちらでは純然たるある種のクラス分けみたいなものがあります。社交は子供時から訓練され
大人に混じって必然的に子供達も同じようなクラスの子供同士の集まりになります。夏はサン・トロペやブルターニュの海岸に
冬はメジェーブというフランスの高級スキー場などに滞在しているわけで
大体同じような所に集まりますので、そこの別荘などに呼んだり呼ばれたりするのです。フランス人は本当にこの為に働いているのかと思うくらい
このヴァカンスという習慣を大切にします。

今回は友人のパートナーがサン・トロペのグリモという小さなお城が在ったのどかな街に別荘があり
そこに招待されたのですが、友人パートナーの子供達2人と友達家族4人と友人夫妻
パートナーの弟とそのガールフレンドと常にそこに居たのは13人と途中でスイスからパートナーの友人が来て
そして帰る2日前に私の友人の子供達2人が父親の別荘(これも偶然にサン・トロペにあります)友人夫妻の子供も何処からかの帰りで合流して…
とこんなに大勢の人達が泊まれるのだろうか?と思っていましたら 大きな子ども達の女の子同士は一緒の部屋で 男の子は書斎で
小さな子ども達は友人家族4人の中に一人女の子を入れてもらい 子供達3人にしてと
こんな事は日本ではあり得ないのではと思えることが沢山ありました。

友人にも3人の子供が居ますし 友人のパートナーにも3人の子供が居ます。今回はたまたま一人づつ来られませんでしたが、2人の子供同士4人はとても仲良くて色々なことを話していたようです。友人にも良く懐いていたのが微笑ましくて 私もそのおこぼれに預かりました。
そんなカップル同士の血の繋がらない子供達や親達が とても自然で何も違和感がなくて これがフランス社会なのね〜と思っていました。

一番驚いた事は 友人の子供2人を父親(前夫です)がこちらの別荘に送ってくるのです。日本だと考えられないではないですか…

まして男性同士(前夫と現在のパートナー)で握手なんかして フランスってそういう国なんですね〜 勿論 離婚した人や戸籍を入れない事実上のカップルもいるし
そこに出来た子供達にも同等の資格があるわけですから この時代にあっても フランスでは出生率が上がっているのだそうです。

ヴァカンス中には 本当に 本当に何もしません。
朝各々が勝手に起きて焼きたてのバゲット(これはいつも誰か男性が買いに行きます)にバターと蜂蜜をたっぷりつけていただきます。
その後はプールサイドで本を読んだり 熱くなったらプールに入りお昼寝をしての繰り返しです。
そんなんでまた日焼けをしてしまいました。(>_<)
こちらではヴァカンスに行ってきたマダムの証拠になりますが、日本に戻ったらまた黒くなった?といわれるのだろうな…

でも食事の当番がある日は朝食の後でとなり町のスーパーまで買い出しに行き(何しろ14人分ですから)
その後は各当番の人が何を作るかでその日のメニューが決まります。上手な人だと手際が良く大体の時間通りに食べられますが、慣れていない人だと時間が大幅にずれてくるのです。大体2時前後が昼食なのです。それが終わるると後片付けと夕食の準備とアペリティフ時の軽い食べ物とデザートの用意です。ここでは夫たる男性も必ず手伝います。食器を片づけ
食洗機に入れたり戸棚に仕舞ったり テーブルに並べたり
色々な事を男性も手伝わなければならないのです。(私も2回目には食事当番に当たり和食に近いチキンの照り焼きと肉じゃがぽい味付けのポテトと人参の煮物にビーフンと生野菜のアジアンティックなサラダと
夜は韓国風のビビンバみたいに4種類の野菜と牛のひき肉を味付けて出しました。結構子供達も喜んでくれました。)一応食べてくれたのでほっとしました。

後は大きな子供達も食事の後のお皿を下げたり
ちょっとしたお手伝いなどをしますね。だから大体夕食が8時30ぐらいから始まり終わるのは10時30ぐらいでしょうか?デザートを終えるとカフェを飲んで私はおしまいですが、他の人達はそれからカードをしたりしているみたいでした。友人とパートナーのお陰でそんな優雅な日々を10日間も過ごしてきました。
フランスのヴァカンスでの貴重な体験でした。行きも帰りもTGVでトゥーロンまで行き その後レンタカーを借りてサン・トロペまで車での移動でした。