Monthly Archives: 10月 2012

映画オーケストラを見て

30 10月 2012

二年前フランスに滞在していた時に時間がありましたので一本の映画を見ました。その映画は Le concert という題名でしたので
きっと音楽を題材にした映画で私が見てもそんなに退屈はしないかな?
という気持ちで映画館で見ました。映画の最初からオーケストラの練習風景で始まり
モーツァルトのピアノ協奏曲が流れてやはりクラッシクコンサートの映画なんだと思って見ていました。最初は劇中人物が話している言葉がロシア語で
えっ!と思いましたが、音楽と単純なストーリーなので言葉は分からなくても面白かったのです。

そして最後の数十分間のチャイコフスキーのバイオリン協奏曲を 初めはオーケストラの人達のばらついていた音がヴァイオリンソリストの音と
指揮者によって音の対話によって究極のハーモニーが生まれてくるように それはそれは素晴らしい感動的なエンディングでした。
映画が終わった後も誰も立ち上がりませんでした。私も涙が止まらなかったのでした。

そんなことをすっかり忘れていた時に オーケストラという映画をBSで見ましたら
パリで見たあの二年前に見た映画でした。今回は日本語の字幕がついていましたので、詳しい内容も理解できて心置きなく音楽だけに没頭することが出来ました。マーラーの巨人やシューマン、ドビュッシー、バッハの曲が物語の効果音としても流れていましたし、そしてやはり最後はチャイコフスキーのバイオリン協奏曲で否が応でも盛り上がり
感動の涙で終わりましたが…
ソリスト役で出ていたメラニー・ロランもとても素敵な女優さんで凛としてヴァイオリンを弾いている様子は心が震えました。

このチャイコフスキーのバイオリン協奏曲は本当に感動するドラマティックな曲だと思います。そういえば北京ヴァイオリン
こちらの中国の映画も最後はこの曲を使って深い印象を与えるように作られていました。
この映画はフランスの友人宅で 借りてきたDVDを彼女の子供達と一緒に見ましたが、主人公の男の子のチャイコフスキーのバイオリン協奏曲の演奏に最後はやはり涙が出たのでした。そして日本に帰ってからもう一度見たのです。やはり音楽の持つ不思議な力を感じた映画でした。

音楽には言葉はいらない音楽だけですべての人々が希望を持ち幸せにそしてひとつになれるというようなメセージなのだと思います。
私も音楽で世界の国境がなくなればどんなに良いかと思います。
今回中国の若きピアニスト ユンディ・リが日本での演奏会を両国間の政治的な問題により
中国政府からの訪日を見合わせるように行政指導を受け来日出来なくなりました。この事はとても残念な出来事であり、私のモットーである人種や宗教に関係なく芸術や文化交流が出来る世の中にしていきたいものです。

秋夕(チュソク)を終えて

4 10月 2012
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韓国では旧暦の8月15日に先祖供養の祭祀を行う大切なチュソクと言う行事があります。今年は9月30日がその日あたりましたので、前日から食材を買い
当日は朝から夜までただただ料理作りに専念します。我が家にはもう義母も亡くなり 韓国人の義妹も居ないので
本当にたった一人で行います。また時間もかなり経ってしまっていますので、もしかしたら少し自分流になっている所もあるのかもしれません。
でもこの行事は自分の為にも長男である夫の為にも
決して疎かにはしてきませんでした。やはりご先祖様があっての自分達です。こうして他の事は何も考えずに料理だけに専念するとなんだか軽い運動をした後のような満足感と充足感を覚えるのです。
夜には作った料理をテーブルに並べて皆んなで祭祀をし、他の兄弟達とその日作った料理を食べお酒を頂いてお喋りして終わりです。

今年の9月は父が亡くなり辛い9月でしたが、皆さんからとても温かな心をたくさん頂き
支えてもらいました。本当に有難い事です。ここに謹んで深く感謝いたします。有難うございました。
9月の最後を 秋夕で締めくくる事が出来たのもとても 意義深いものでした。

ご先祖さまがいらしゃるので 部屋の掃除をして料理も時間内に出来上がりホッとしたのですが、階段の掃除をし忘れてしまいました。
後で気が付きましたが… ご先祖様 申し訳ありません。